Salesforce.com社より2020年2月に予定されているGoogle ChormeリリースについてSameSite Cookie の動作が変更され、Salesforce インテグレーションに影響する可能性があることがナレッジで公開されています。
https://help.salesforce.com/articleView?id=000351874&language=ja&mode=1&type=1
弊社のクラウドサービスにおける影響及び対応方法についてお知らせいたします。
1.影響
chrome://flagsにて「SameSite by default cookies」及び「Cookies without SameSite must be secure」がEnabled(有効)の場合、Salesforce上での画面遷移が正しく動作せず、ドキュメントの出力や、一部画面操作を正常に行うことができなくなることを確認しています。
※現行の最新版(Chrome79)ではデフォルトはDisabled(無効)です。
ドキュメント出力にてOn Click JavaScriptをご利用の場合、本件の影響はございません。
Visualforceページをご利用の場合、本件の影響対象となります。
2.影響するサービス
・OPROARTS Connector for Salesforce(ドキュメント出力時)
・帳票作成サービス(Primeアプリ含む)(ドキュメント出力時)
・ソアスク/soarize(画面操作)
・docutize(画面操作及びドキュメント出力画面)
・AppsME Connector for Salesforce(画面操作)
・AppsWF Connector for Salesforce(画面操作)
3.対応方法
アドレスバーにchrome://flagsを入力の上、「SameSite by default cookies」及び「Cookies without SameSite must be secure」をDisabled(無効)にすると正常に動作します。
SalesforceのSpring20では本件の対応がされるため上記機能が有効な場合も正常に動作します。